センターまで
あと191日

三者面談。
この女担任との面談を繰り返して
言われることは大体予想していたので
今日は心静かに黙って聞いた。
志望を上げなさい
道を教師に絞らないで
幅広く学べるところに行きなさい
所謂、志望校を否定されている。
未来の夢や目標などひとつも持てず
ただなんとなく大学に行き、
遊びや合コンにうつつを抜かすものたちの中
明確な道への夢を持ち、自分で志望校を決め、努力しているものを
誰が否定できるんやろうか。
たとえそれがどんな夢でも。
「わたしの役目は、彼の目指す道を全力で応援して
それに向かえるよう環境を作ってやることに精一杯努力するだけです。
どうか、先生のお力添えをお願いいたします。」
長い長い三者面談でわたしが喋ったことはこれだけだ。
間違ってないと思ってる。
あと191日
三者面談。
この女担任との面談を繰り返して
言われることは大体予想していたので
今日は心静かに黙って聞いた。
志望を上げなさい
道を教師に絞らないで
幅広く学べるところに行きなさい
所謂、志望校を否定されている。
未来の夢や目標などひとつも持てず
ただなんとなく大学に行き、
遊びや合コンにうつつを抜かすものたちの中
明確な道への夢を持ち、自分で志望校を決め、努力しているものを
誰が否定できるんやろうか。
たとえそれがどんな夢でも。
「わたしの役目は、彼の目指す道を全力で応援して
それに向かえるよう環境を作ってやることに精一杯努力するだけです。
どうか、先生のお力添えをお願いいたします。」
長い長い三者面談でわたしが喋ったことはこれだけだ。
間違ってないと思ってる。
またお正月の繰り返しになっちゃうけどさ、
もし今、
それしかなれない
そこしか行けない
じゃなく、
それ以外の選択肢を広げられる力を持っているなら、
今はそちらを選んでおく方が、
オレは賢明だと思うんだよね。
もちそん、それになりたいと言う本人の意志は尊重して。
今、自分の事を鑑みると、
18歳の頃、自分の考えてた事は甘かったなと思うし、
視野はびっくりするくらい狭かったと思う。
その中でも自分の将来を必死に考えて、
もがき苦しんでいたけどね。
兄がその職業に就きたいと言うキモチ。
子供の頃から思っていた気持ち。
それは現時点では正解だと思う。
でも、例えばそれが、
学校に入って専門的な事を学ぶようになって、
あれれ!?なんか自分の想像してたのと違うなと思った時。
否、そんな直接的な事じゃなくてもいいや、
例えば、1年後、2年後とかのある瞬間、
些細な事がきっかけで、違う考えがアタマに浮かんだ時。
分岐点のない、一方通行の道を進んでるのは可哀想じゃないかな?
決意は固いものだけど、
人の気持ちなんて哀しいくらいに変わるもの。
この先、何が起こるか分からない。
結婚式の披露宴で友人や家族達から祝福されてる新郎新婦。
あの瞬間はきっと永久に添い遂げる姿をお互いの
アタマの中に描いてるいると思う。
でも、世の中、不思議とそうならない人も多いよね。
たとえが悪くて申し訳ないけど。
人の気持ちは変わるもの。
変わらないものもあるけど、変わるものもある。
そして、それがいつ変わるかなんて誰にも分からない。
それでも、あくまでも自己責任。
だって自分が決めた事でしょう。
大人なら仕方ないよ。
自分自身で自分の行動には全責任をとって生きてる。
でもね、それを18歳の子供の判断力にゆだねるのは、
オレは残酷だと思うんだよ。
繰り返しになるけど、20歳になった時、
ふと自分の将来に迷いが生まれた時、
そこから軌道修正が出来る道を走ってるのと、
終着点の決まってる一方通行の道を走っているのとは、
どっちが幸せだろう?
況んや、過去の分岐路の時点では、
難易度が高いけど、途中で軌道修正が可能な道に
進む力をその時は持っていたのに。
今は戻る事は出来ないと思った時。
兄が将来就こうとしてる仕事は、
どの大学、どの学部に行っても、
その資格はとれるよね。
それならば、それに特化するわけじゃなく、
それを本命におきつつも、幅広い事を学んで、
価値観、視野を広げた上で、
選択した方がいいんじゃないかなって
オレは思う。
2足のわらじを履くのは大変だとは思うけどね。
でも苦労はきっと報われるし、
報われない努力なんてないと信じてるし。
オレ自身の話になるけど、
オレ、子供の頃はまったく読まなかったんだけど、
中学生くらいから本が大好きになってね、
沢山、本を読んできた。古文、現代文。
だから、大学は文学部に言って国文学を勉強したかったの。
もっともっと沢山の本を読みたかった。
当時描いてた将来の夢は「小説家」だった。
ただ、さすがに18歳。
自分にそこまでの才能がない事は気づいていたから、
小説家と言う淡い夢とは別に、
編集者でもなんでもいいから、
将来、文字や文学に携わる仕事に就きたいと思ってた。
高3のちょうど今ぐらいの時期の三者面談で、
志望大学と志望学部を告げた時、
親も先生も大反対した。
一番衝撃だったのが先生のこの一言だった。
「文学部なんて行ってどうすんだ?
先生にしかなれないぞ」
英文科を出た英語の先生が、
こんな事を言うんだもんなぁ。
・・・と、まあ、こんないきさつもあって、
親や先生の説得もあって、
将来的に何でもなれる学科って事で、
オレは法学部に行ったんだけど、
結果的にこの選択は間違ってなかったと思ってる。
もし、仮に文学部に進んでいたら、
きっとどこにも就職なんて出来てなかったと思う。
百歩譲って就職してたとしても、
今の生活は無かったと思う。
同じ学校の文学部の子達を見てると。
大学の間も色んな事を考えた。
その中で、就きたい職業がはっきり見えた。
残念ながらその職業に就けなかったけど、
その職業の採用面接だけは受ける事は出来た。
華麗に散ったけどな。
諦められなくて、留年して、大学5年行って、
翌年も受けたけど、それでも駄目だった。
ここまでしたらもう後悔はないよ。
全力で闘って、敗れたんだもん。
でもね、もし文学部に進んでいたら、
きっと採用試験すら受けさせてさえ貰えなかったと思うの。
履歴書を出した時点で、学部ではねられて。
きっとこれだったら、すごい悔しかっただろうなって思うの。
だって、過去に法学部に行く力があったのに、
18歳の価値観で、自分で将来の選択肢を縮めてしまってるんだから。
逃げなのかもしれないけど、
将来の選択は後に回せるなら、
後に回した方がいいと思ってる。
選択肢は沢山持ってる方がいいと思う。
沢山学んで、沢山のものを知って、
色んな人にあって、色んな価値観に触れて、
色んな土地に行って、色んなもの見て、
沢山沢山の見聞を広めた上で考えればいいと思う。
この事が出来るのは
力があるモノ、今まで頑張って来た者に与えられた
一番の特権だとオレは思ってる。
もし今、
それしかなれない
そこしか行けない
じゃなく、
それ以外の選択肢を広げられる力を持っているなら、
今はそちらを選んでおく方が、
オレは賢明だと思うんだよね。
もちそん、それになりたいと言う本人の意志は尊重して。
今、自分の事を鑑みると、
18歳の頃、自分の考えてた事は甘かったなと思うし、
視野はびっくりするくらい狭かったと思う。
その中でも自分の将来を必死に考えて、
もがき苦しんでいたけどね。
兄がその職業に就きたいと言うキモチ。
子供の頃から思っていた気持ち。
それは現時点では正解だと思う。
でも、例えばそれが、
学校に入って専門的な事を学ぶようになって、
あれれ!?なんか自分の想像してたのと違うなと思った時。
否、そんな直接的な事じゃなくてもいいや、
例えば、1年後、2年後とかのある瞬間、
些細な事がきっかけで、違う考えがアタマに浮かんだ時。
分岐点のない、一方通行の道を進んでるのは可哀想じゃないかな?
決意は固いものだけど、
人の気持ちなんて哀しいくらいに変わるもの。
この先、何が起こるか分からない。
結婚式の披露宴で友人や家族達から祝福されてる新郎新婦。
あの瞬間はきっと永久に添い遂げる姿をお互いの
アタマの中に描いてるいると思う。
でも、世の中、不思議とそうならない人も多いよね。
たとえが悪くて申し訳ないけど。
人の気持ちは変わるもの。
変わらないものもあるけど、変わるものもある。
そして、それがいつ変わるかなんて誰にも分からない。
それでも、あくまでも自己責任。
だって自分が決めた事でしょう。
大人なら仕方ないよ。
自分自身で自分の行動には全責任をとって生きてる。
でもね、それを18歳の子供の判断力にゆだねるのは、
オレは残酷だと思うんだよ。
繰り返しになるけど、20歳になった時、
ふと自分の将来に迷いが生まれた時、
そこから軌道修正が出来る道を走ってるのと、
終着点の決まってる一方通行の道を走っているのとは、
どっちが幸せだろう?
況んや、過去の分岐路の時点では、
難易度が高いけど、途中で軌道修正が可能な道に
進む力をその時は持っていたのに。
今は戻る事は出来ないと思った時。
兄が将来就こうとしてる仕事は、
どの大学、どの学部に行っても、
その資格はとれるよね。
それならば、それに特化するわけじゃなく、
それを本命におきつつも、幅広い事を学んで、
価値観、視野を広げた上で、
選択した方がいいんじゃないかなって
オレは思う。
2足のわらじを履くのは大変だとは思うけどね。
でも苦労はきっと報われるし、
報われない努力なんてないと信じてるし。
オレ自身の話になるけど、
オレ、子供の頃はまったく読まなかったんだけど、
中学生くらいから本が大好きになってね、
沢山、本を読んできた。古文、現代文。
だから、大学は文学部に言って国文学を勉強したかったの。
もっともっと沢山の本を読みたかった。
当時描いてた将来の夢は「小説家」だった。
ただ、さすがに18歳。
自分にそこまでの才能がない事は気づいていたから、
小説家と言う淡い夢とは別に、
編集者でもなんでもいいから、
将来、文字や文学に携わる仕事に就きたいと思ってた。
高3のちょうど今ぐらいの時期の三者面談で、
志望大学と志望学部を告げた時、
親も先生も大反対した。
一番衝撃だったのが先生のこの一言だった。
「文学部なんて行ってどうすんだ?
先生にしかなれないぞ」
英文科を出た英語の先生が、
こんな事を言うんだもんなぁ。
・・・と、まあ、こんないきさつもあって、
親や先生の説得もあって、
将来的に何でもなれる学科って事で、
オレは法学部に行ったんだけど、
結果的にこの選択は間違ってなかったと思ってる。
もし、仮に文学部に進んでいたら、
きっとどこにも就職なんて出来てなかったと思う。
百歩譲って就職してたとしても、
今の生活は無かったと思う。
同じ学校の文学部の子達を見てると。
大学の間も色んな事を考えた。
その中で、就きたい職業がはっきり見えた。
残念ながらその職業に就けなかったけど、
その職業の採用面接だけは受ける事は出来た。
華麗に散ったけどな。
諦められなくて、留年して、大学5年行って、
翌年も受けたけど、それでも駄目だった。
ここまでしたらもう後悔はないよ。
全力で闘って、敗れたんだもん。
でもね、もし文学部に進んでいたら、
きっと採用試験すら受けさせてさえ貰えなかったと思うの。
履歴書を出した時点で、学部ではねられて。
きっとこれだったら、すごい悔しかっただろうなって思うの。
だって、過去に法学部に行く力があったのに、
18歳の価値観で、自分で将来の選択肢を縮めてしまってるんだから。
逃げなのかもしれないけど、
将来の選択は後に回せるなら、
後に回した方がいいと思ってる。
選択肢は沢山持ってる方がいいと思う。
沢山学んで、沢山のものを知って、
色んな人にあって、色んな価値観に触れて、
色んな土地に行って、色んなもの見て、
沢山沢山の見聞を広めた上で考えればいいと思う。
この事が出来るのは
力があるモノ、今まで頑張って来た者に与えられた
一番の特権だとオレは思ってる。
ありがとう。ありがとう。何度も何度も読みました。
うん。
わたしもそうだと思う。
桜井も解ってる。
大丈夫やで、
志望は理工学部でもっと数学を深く学びたいと言っているから、
教育一本でなないのだよ。だから転向は可。
ただ担任はもっと志望校を上げろ、そればっかりなんだ。
彼の志望は彼自身で考えた上でのこと、
わたしは何ひとつ助言してやれることがないよ。
寧ろ、わたしごときでは何も助言できない。恥ずかしい話。
むん子はほんと賢くって先見の目があって。いいトーチャンだなぁ。
おれ…だめすぎてすまんこw
>「文学部なんて行ってどうすんだ?
> 先生にしかなれないぞ」
そうそう、それ担任も言う。
「教師になってどうする」って。教師のあなたが仰るの?みたいなw
教師はだめか?
きっと最高の教師になると思う。
グレイト・ティーチャー・サクライ、
夢を語る彼はめちゃくちゃ眩しいぞ。
教師って勉強を教えるだけじゃないんだぜ。
人を育てるんだ。
わたしはすんごい職業だと思ってる。
> ふと自分の将来に迷いが生まれた時、
> そこから軌道修正が出来る道を走ってるのと、
> 終着点の決まってる一方通行の道を走っているのとは、
> どっちが幸せだろう?
夢が変わったらまた違う勉強を始めればいい。
世界を見に旅に出たっていい。
大学を受け直してもいい。勉強に早いも遅いもない。
その為にわたしは何度でも過労死するねん。
大丈夫、
彼はやるさ。
いつでもどんな勉強でも。
そして好きなことをすればいい。
ただただ給料を貰うために会社に向かい
ただただ会社に働かされていると思いながら人生を送るのではなく
己が『天職』と思えるような、本当に打ち込める仕事を見つけられればいい、
そんなふうに思ってる。
こんなわたしが教えてやれることと言ったら
『人の道に外れたことだけはしてはいけない』ということだけだ。
それもおこがましいよね。
ときに自分が外れたことをしておきながら。
でも、それだけは自分のことを棚に上げても、
身体を張って泣きながら教えなきゃいけないと思ってる。
だからいつも言ってる。
「セックスというものは、相手に責任を取ってやれるようになるまでしちゃいけない」って。
うん。
わたしもそうだと思う。
桜井も解ってる。
大丈夫やで、
志望は理工学部でもっと数学を深く学びたいと言っているから、
教育一本でなないのだよ。だから転向は可。
ただ担任はもっと志望校を上げろ、そればっかりなんだ。
彼の志望は彼自身で考えた上でのこと、
わたしは何ひとつ助言してやれることがないよ。
寧ろ、わたしごときでは何も助言できない。恥ずかしい話。
むん子はほんと賢くって先見の目があって。いいトーチャンだなぁ。
おれ…だめすぎてすまんこw
>「文学部なんて行ってどうすんだ?
> 先生にしかなれないぞ」
そうそう、それ担任も言う。
「教師になってどうする」って。教師のあなたが仰るの?みたいなw
教師はだめか?
きっと最高の教師になると思う。
グレイト・ティーチャー・サクライ、
夢を語る彼はめちゃくちゃ眩しいぞ。
教師って勉強を教えるだけじゃないんだぜ。
人を育てるんだ。
わたしはすんごい職業だと思ってる。
> ふと自分の将来に迷いが生まれた時、
> そこから軌道修正が出来る道を走ってるのと、
> 終着点の決まってる一方通行の道を走っているのとは、
> どっちが幸せだろう?
夢が変わったらまた違う勉強を始めればいい。
世界を見に旅に出たっていい。
大学を受け直してもいい。勉強に早いも遅いもない。
その為にわたしは何度でも過労死するねん。
大丈夫、
彼はやるさ。
いつでもどんな勉強でも。
そして好きなことをすればいい。
ただただ給料を貰うために会社に向かい
ただただ会社に働かされていると思いながら人生を送るのではなく
己が『天職』と思えるような、本当に打ち込める仕事を見つけられればいい、
そんなふうに思ってる。
こんなわたしが教えてやれることと言ったら
『人の道に外れたことだけはしてはいけない』ということだけだ。
それもおこがましいよね。
ときに自分が外れたことをしておきながら。
でも、それだけは自分のことを棚に上げても、
身体を張って泣きながら教えなきゃいけないと思ってる。
だからいつも言ってる。
「セックスというものは、相手に責任を取ってやれるようになるまでしちゃいけない」って。
そうなの?
オレ、てっきり彼は教育学部とかを目指してるんだと勘違いして
あんな長文書いちゃった。
恥ずかしい(>_<)
理工学部なんだ。
それなら大丈夫。
地方大学だから
どうしてもそういう風に見られちゃうけど、
理系の就職は強いし、
学校の中身も都内のそれらと比べても
全然負けてない。
頑張ってな。
そして来年から学校帰りにうちに寄ってってな。
一緒に飲んでエロい話しようなってお伝え下さい。
こっちに来るのすげー楽しみにしてるよって。
オレ、てっきり彼は教育学部とかを目指してるんだと勘違いして
あんな長文書いちゃった。
恥ずかしい(>_<)
理工学部なんだ。
それなら大丈夫。
地方大学だから
どうしてもそういう風に見られちゃうけど、
理系の就職は強いし、
学校の中身も都内のそれらと比べても
全然負けてない。
頑張ってな。
そして来年から学校帰りにうちに寄ってってな。
一緒に飲んでエロい話しようなってお伝え下さい。
こっちに来るのすげー楽しみにしてるよって。