きのうのお話な。
上野の立ち寄った店でラムを飲んでいたら
隣のテーブルに二人の男性のサラリーマンが座った。
まだ乾杯の飲み物も来ないうちから一方の男性が一方的に話し始めてんけど
声が大きいのと、連呼される相手の苗字のせいでいやでも耳に入った。
「スギヤマ、お前ダメだよ!」
「スギヤマ、もっと頑張れよ!」
向かいに座るスギヤマさんが一方的にダメ出しを受けている。
その返答が「うん…」「ああ…」と言ったタメ口で、ダメ出しは上司ではなく同僚なのだと思った。
「スギヤマ、お前はツメが甘い」
「なぜもう一歩先を考えない?」
「スギヤマ、お前に戦略はあるのか?」
スギヤマは完全に言われっぱなしで、短く返答をするだけだった。
一方的な叱咤は聞こえているだけでも正直気分のいいものじゃない。
また、スギヤマという苗字を連呼するせいで、スギヤマという名の知人が脳裏に浮かんで被る。
スギヤマはアマアマなの?
スギヤマはだめなこなん…?
スギヤマは、
スギヤマは…
もうやめたげて…!!!!
二人はそれぞれにパスタを食べていた。
スギヤマはジェノベーゼで、ダメ出しがクリームソースか。
ダメ出しも落ち着いた頃、
というか食事でお口が忙しくなった頃、
言われっぱなしだったスギヤマが、やっと自分から口を開いた。
「なぁ…」
「パスタ交換、しよ?」
んふっ!ってなったわwwwww
ダメ出しが「お、おう」みたいに言って
二人は皿を交換しパスタを啜り始めた。
スギヤマは幸福そうだった。
ああ、
スギヤマ、
ああ。
スギヤマ。
お前はダメだ。
なんか居たたまれなくなって、わたしはそっと席を立ちました。
文章にしてみるとまるで面白くなくて悔しいんですけど、
このやるせなかったおもいだけ、感じて!
上野の立ち寄った店でラムを飲んでいたら
隣のテーブルに二人の男性のサラリーマンが座った。
まだ乾杯の飲み物も来ないうちから一方の男性が一方的に話し始めてんけど
声が大きいのと、連呼される相手の苗字のせいでいやでも耳に入った。
「スギヤマ、お前ダメだよ!」
「スギヤマ、もっと頑張れよ!」
向かいに座るスギヤマさんが一方的にダメ出しを受けている。
その返答が「うん…」「ああ…」と言ったタメ口で、ダメ出しは上司ではなく同僚なのだと思った。
「スギヤマ、お前はツメが甘い」
「なぜもう一歩先を考えない?」
「スギヤマ、お前に戦略はあるのか?」
スギヤマは完全に言われっぱなしで、短く返答をするだけだった。
一方的な叱咤は聞こえているだけでも正直気分のいいものじゃない。
また、スギヤマという苗字を連呼するせいで、スギヤマという名の知人が脳裏に浮かんで被る。
スギヤマはアマアマなの?
スギヤマはだめなこなん…?
スギヤマは、
スギヤマは…
もうやめたげて…!!!!
二人はそれぞれにパスタを食べていた。
スギヤマはジェノベーゼで、ダメ出しがクリームソースか。
ダメ出しも落ち着いた頃、
というか食事でお口が忙しくなった頃、
言われっぱなしだったスギヤマが、やっと自分から口を開いた。
「なぁ…」
「パスタ交換、しよ?」
んふっ!ってなったわwwwww
ダメ出しが「お、おう」みたいに言って
二人は皿を交換しパスタを啜り始めた。
スギヤマは幸福そうだった。
ああ、
スギヤマ、
ああ。
スギヤマ。
お前はダメだ。
なんか居たたまれなくなって、わたしはそっと席を立ちました。
文章にしてみるとまるで面白くなくて悔しいんですけど、
このやるせなかったおもいだけ、感じて!