アタリマエやけど
大野のタクシー会社は24時間営業ではない。
夜は寢る。

えーっ
牛ヶ原まで歩くん？って言われるけど
たかだか5kmくらいでござる。

 


”町”と呼ばれる繁華街も
夜はこんなんで


 

裸足がきもちいい！

靴なんかイラナイ
裸足のままで駆けてくさ！


 

村へと続く道、
昔あった店がなかったり
コンビニ！が出来てたり。

アタリマエやけど当時は
マックもねえ！
コンビニねえ！
車はひとつは走ってた。




学校に行くまでに
信号はここひとつしかなくて

この信号さえ青通過できれば
学校までひとつもハンドル持たないで
チャリチャリ手放し運転でいけた。
右手に箸、左手にお弁当箱で。




乾側の農協。

ここでハイスクールの卒業式の後
大好きな人とさよならした。

この農協から田んぼ道を
わんわん泣きながら歩いて帰った。

東京に行っていっぱしの役者になろうと
清い涙を噛み締め胸に刻んだ
18の春。

浜省っぽい？
あ、うん
浜省すきやっだざ。




すぐ近くは小学校
一クラス10人前後しかおらんちっさい学校




今ならプールの柵もなんなく越えられ、よいこは真似したらあかんよ。




＼パシャパシャ／

大丈夫、泳いだりしません。
昔も今も泳げません。


なつかしい道を
ゆっくり踏みしめながら歩くよ。