このあいだ読んだご本に
飯炊きは愛だ、って書いたった。
ルイ14世に仕える宮廷料理人が
陛下に献上し続けた素晴らしき献立というものは
料理人が、母を亡くした幼き娘に与え続けた食事と
まるで同じだったという。
父が娘に与える同じ愛情を、そのまま陛下に献上していたのだ。って。
ハラハラ泣きながらおムネに沁み入った
せやな。
飯炊きは愛だ。
もしあなたが
今健康でいられるなら
飯を炊いてくれる人に感謝したほうがいい。
たまにありがとうとか
おいしい、って言ってくれるだけでいい。
それだけで
どんな苦労も一瞬で報われるもんやねん。
そして
ありがとうとおいしかったに遅すぎることはない、よ。