桜井は大晦日も元旦も関係なく
一日12時間以上机に向かっている。
それこそ分刻みで

「今から模擬テストを始めるから
飯は1時間半後の8時半からお願いします」



むろん学校では元旦から先生が待機していて
先生にもお正月なんて関係ない。

二学期の終わり、全ての授業が終了した時、
桜井がリスペクトする物理教師がこう言ったんだって。

「俺はおまえたちに生半可な物理を教えたつもりはない」
「あとはそれを使って受験に臨め」

「31日だって元旦だって俺はここにいる」
「365日をきみらに捧げる」


ぼくもこんな教師になりたいんだって
熱い目をして桜井が言った。
大丈夫や
その想いさえあれば


わたしはなにをしてあげられることもなく、戸惑う。
ただただ、体調を維持できるよう飯を炊くだけなのか
そう思いながら
二日目に戴くお煮しめを今炊いている。



> 佐世保には、大学駅という名前の駅があり、
> 合格祈願的なスポットになっているのです。
> 微力ながら、合格をお祈りしまして。

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ご利益いただきました。
大島くんおおきにいいいい!
ご芳名
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