光の速さで走って帰ってきて（半ウソ）
光の速さで部屋を暖め飯炊き。
ほどなくして桜井が帰ってきた。

第一声
「だめかもしれん…」


センター前くらいから、ネガティブの病にかかってる。

模試の判定は充分あって
先生も誰も心配していないのに

「国立落ちたらおれしぬわ…」
↓
「落ちたら練炭自殺する…」
↓
「練炭ってどこで買えるんかなぁ…」

今日まで日に日にエスカレートしてきた。
しかもわたしも輪を掛けてネガティブやん、

「だいじょーぶに決まってんやんｗｗｗ」
↓
「国立がだめなら私立でもいーよ！学費のことなら心配すな！」
↓
「逝くときは一人では逝かせへんよ…一緒や…」

…ダメすぎる




好物の赤出汁の味噌汁に生姜焼きやで！
三年間おつかれさま！

そう言って
少しの酒で三年間の苦労を労った。
これが精一杯。
ダメとか言われると不安でたまらない。

私立に行ってくれてぜんぜんいい。
浪人だってしてくれていい。
ただ、三年間あれほど夢見た第一志望がだめだった時のこの人の落胆を思うと。もうね。
だめだわたしもネガティブ病。
助けてほしい。


そうそう、
塩化カルシウムの写メを見せて
今日あったことを話したら

「これは落として行ったんじゃないと思うよ」
「塩化カルシウムの用途知ってる？」

「雪に塩化カルシウムを撒くと溶けるねんよ。雪に塩化ナトリウム（塩）を振ると凍るって作用の真逆」

「だから路面の凍結防止剤として使われていて、路上に置いてあったんじゃない？」


マジで？
わたしめっちゃ恥ずかしいやん。
道に塩化カルシウム落としまくり！ってうpしてしもたやん！////